1.地 域 | 米軍岩国基地飛行場の東側の海面埋立てにより、 滑走路を1,000m沖合に移設。 | |
2.事業主体 | 防衛施設庁 | |
3.期 間 | 平成9年6月1日 (着工) 〜平成17年度 (約10年間) 予定 | |
4.目 的 | 岩国基地の離着陸コースの下には、 石油化学、 化学繊維、 製紙など大規模な工場群と密集した人家があるため、 航空機墜落の危機と騒音公害の除去をねらっている。 | |
5.規 模 | 埋立面積 約215ha | |
6.事業費 | 約1,600億円 | |
7.経過、 進捗状況 | 昭和43年6月 | 岩国市議会が沖合移設を決議 (同46年10月、 同51年12月にも決議) |
〃 49年 3月 | 山口県議会が沖合移設に関する要望を決議 | |
〃 48年度〜56年度 | 防衛施設庁が諸調査を実施 | |
〃 57年 7月 | 防衛施設中央審議会に諮問、 東側海面を埋立て、 滑走路の約1,000m沖出が適当と答申 | |
〃 58年度〜60年 | 環境影響評価による基礎調査、 地元漁協と補償交渉 | |
昭和62年2月岩国市漁業組合が試験埋立てに同意。 同62〜63年度までに一辺41mの八角形 (約7千u) の埋立て地を造成し、 地盤沈下等についてデータを収集。 岩国市が昭和 63年度予算のうち調査費として100万円を計上。 また、 平成元年度予算に基本設計費2億5千8百万円、 平成2年度に環境影響調査費2億5千万円、 平成3年度約3億4千3百万円が計上され、 平成4年度までにA案 (沖合千mへ滑走路を平行に移設、 建設費約2千億円) とB案 (現滑走路に交差する形で新滑走路を建設、 東側一部を埋立て、 建設費約5百億円) 両案の基本設計と環境影響調査を実施することとなった。 防衛施設庁は、 平成元年度、 A・B両案に係る基本設計を作成し、 平成2年度から3年度にかけて、 基本設計に基づく環境影響調査を実施、 平成4年度には、 環境影響調査の残りとこれまでの調査の取りまとめ作業を行い、 同年度のできるだけ早い時期に方針を決定することとし、 平成4年8月、 岩国飛行場における運用上、 安全上及び騒音上の問題を解決するため、 滑走路を東側へ1,000m程度移設する事業 (A案) を推進することを決めた。 |
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平成5年度〜7年度 | 滑走路を東側 (沖合) ヘ1,000m移設する事業を推進 | |
平成8年度 | 仮設工事、 護岸工事、 地盤改良工事および実施設計に要する経費約104億円が計上。 | |
平成9年度〜 | 護岸工事、 岸壁工事、 地盤改良工事、 埋立工事等及び実施設計に要する経費約225億円が認められると共に着工元年を迎える事となった。 | |
延べ陳情要望件数 | 73件 |
1.地 域 | 岩国市愛宕山地域 | |
2.事業主体 | 山口県、 岩国市、 山口県住宅供給公社等 | |
3.期 間 | 平成4年度〜 | |
4.目 的 |
岩国基地沖合移設事業の実施を契機として、 岩国市内愛宕山地域を開発 (開発残土を埋立土として売却) し、 次により県東部地域の振興発展を図る。
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5.規 模 | 約150ha | |
6.事業費 | 未 定 | |
7.経過、 進捗状況 | 平成4年度 | 開発適地調査、 基本構想策定 |
(今後の予定等) | 〃 5年 9月 | 調査結果を踏まえ 「開発地を愛宕山地域にする」 旨、 岩国市議会に報告し了承された。 |
〃 5年度 | 基本計画 | |
〃 5年度〜6年度 | 基本調査、 基本設計 | |
〃 6年度〜7年度 | 環境影響評価、 実施設計 | |
〃 6年度〜12年度 | 用地買収 | |
〃 9年度〜15年度 | 土取工事、 土砂搬出 | |
〃 12年度〜18年度 | 造成工事 | |
〃 15年度〜20年度 | 造成地処分 |
1.地 域 | 岩国地域 | |
2.目 的 |
岩国市をはじめとする山口県東部地域が山口県唯一の空港である山口宇部空港にも、又隣接の新広島空港にもそれぞれ距離的にも遠く利用が困難であり、100km圏内に空港を有しない空の空白地帯となり今後21世紀に向けての社会的・経済的各般に亘りその発展に重大な支障を生じることとなるため、山口県東部地域に空港の建設を推進し、もってその発展を図る事を目的とする。 山口県東部空港岩国地域誘致推進協議会を平成6年7月1日設立以来、街頭PR・講演会等を開催、各方面への広報啓蒙活動を展開してきたが、平成10年4月30日の記者会見で山口県知事より「山口県東部空港の設置箇所を決定して構想を推進していくのは困難であり、空港整備計画への組入を前提とした県東部空港構想は当面凍結せざるをえない。岩国基地の民間活用の可能性については、この構想とは切り離して検討していきたい」との発表がなされた。 米軍岩国基地空港は昭和27年より昭和39年まで民間空港として使用され、又広島空港の代替空港として指定された実績もあり、山口県東部空港の凍結より「山口県東部空港岩国地域誘致推進協議会」は将来に備えて存続するが活動は停止し、新たに「岩国空港早期再開推進協議会」を設立し、官民一体となって早期再開を強力に推進する。
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3.経過、 進捗状況 | 平成元年12月 | 山口県議会において山口県知事より 「県内に空港が2つあってもおかしくない」 との発言を受けて、 山口県議会に 「空港等高速交通網調査特別委員会」 を設置。 |
〃 2年9月 | 岩国商工会議所が 「第2空港建設問題協議会」 を開催。 | |
〃 12月 | 岩国市議会 「民間空港建設に関する意見書」 を可決 「米海兵隊岩国基地の民間利用」 を求める。 | |
〃 3年3月 | 山口県が県東部の気象、 地形、 土地条件や騒音等環境調査開始。 | |
〃 6年7月 | 山口県東部空港岩国地域誘致推進協議会 (会長 柏原伸二会頭) を設立。 | |
〃 10年7月 | 岩国空港早期再開推進協議会 (会長 柏原伸二会頭) を設立。 |
平成9年2月25日 山口県知事 二 井 関 成 殿 委員長 岡 田 清
山口県の東部地域における新空港の候補地について
1.山口県の東部地域における新空港の設置については、 新たに空港を建設するケースと、 岩国基地飛行場の民間活用を図るケースの二つのケースが考えられることから、 県の実施した各種の調査結果に基づき、 それぞれのケースについて検討した結果、 以下の通り、 3地点を候補地として選出した。 ■新空港を建設するケース 県東部地域で、 中型ジェット機の就航が可能な、 滑走路長さ 2,000メートル、 着陸帯幅300メートル規模の空港が建設可能と推測される18地点について検討し、 空港立地条件が比較的有利と認められる5地点 (「三井」、 「田尻山」、 「西光寺山」、 「琴石山」、 「峯山」) を選定して、 審議の対象とした。 これらの地点について、 建設条件、 運航条件、 社会環境条件及び社会経済条件を詳細に比較検討した結果、 「三井」 (下松市・光市・熊毛町境) 及び 「田尻山」 (周東町) の2地点を新空港候補地として選出したが、 それぞれに大きな課題を抱えている。 ■岩国基地の民間活用を図るケース 現滑走路については、 滑走路北側に工場群の煙突が林立しており、 現状のままでは、 航空法に定める制限表面 (北側進入表面) が確保できないことなど、 民間定期路線の運航上、 安全面での問題があるとともに、 基地周辺においては、 航空機の騒音問題も日常生活上の障害になっている。 現在、 岩国基地においては、 基地滑走路の沖合移設が進められており、 移設後の新滑走路であれば、 現滑走路の有する安全面及び騒音面での問題点が解消若しくは緩和されるが、 岩国基地の民間活用については、 日米合同委員会の合意を要するという大きな課題がある。 2.今後、 当委員会において、 現地調査を実旋するなどして、 3地点を総合的に比較検討し、 最終適地の選定を行うこととする。
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昭和47年 | 岩国民衆駅推進特別委員会設置 (会議所役議員で構成) |
昭和48年 | 岩国民衆駅建設期成同盟会設立 昭和47年設置の岩国民衆駅推進特別委員会は会議所役議員を中心とした構成により推進してきたが、 民衆駅建設機運も本格化してきたので、 広く各層に協力・支援を願い、 更に強力に推進するため期成同盟会を設立した。 |
昭和53年 | 岩国駅前交通施設整備計画案 (三井建設株式会社) |
昭和54年 | 岩国駅前地区総合開発計画 (岩国市) |
昭和57年 | 岩国駅舎改築促進委員会設置 (会議所役議員で構成) |
昭和58年 | 岩国市商業ビジョン 「岩国市商業の課題と構想」 策定事業の実施 |
昭和59年 | 岩国駅駅ビル建設の基礎調査 (長銀経営研究所) |
昭和61年 | 岩国駅再開発計画案 (建築を語る集い) |
昭和63年 | 岩国駅舎改築促進委員会で、 橋上駅と結論 |
平成4年 | 岩国駅前地区再開発推進協議会の統合・再編成 岩国駅建設期成同盟会・岩国駅前総合ビル建設期成同盟会及び岩国駅前地区再開発推進協議会を統合・再編成し、 「岩国駅前地区再開発推進協議会」 として再出発した。 |
平成7年度 | 地域振興支援事業 「明日に向かって、 明日を信じて」 (会議所) 実施 |
〃 | 岩国地域振興計画調査報告書 (財団法人中国産業活性化センター)“いわくにファッションタウン構想”作成 |
平成8年度 | 岩国駅舎改築・駅前広場整備計画書“岩国ミュージアム・ステーション計画”作成 |
1. |
新しい生活文化の拠点と街の賑わいの創出 〜ファッション・テクノ・プレイス+生活提案型商店街〜 |
2. |
地域の歴史と文化の美的再発見 〜歴史文化ストーリーの発掘+いわくに歴史の径+新・観光資源の開発〜 |
3. |
魅力的生活圏の形成 〜新・生活文化ハウジング・エリア+ゆとりと交流交通ネットワーク〜 |
4. |
地域創造型イベントの開催 〜ファッションタウン・ネットワーク・フェスティバル〜 |
5. |
美しい街づくり運動の推進 〜市民の共感と参加和の輪を拡げる運動〜 |
地下 |
改札広場・コンコース・発券所・駅務室を配し、 星の広場に面すると共に自由通路を介し、 水の広場・風の広場へと誘導する。 |
1階 |
コンコース・待ち合い・みどりの窓ロ・駅務室を配し、 売店・レストラン・喫茶が各コーナーに設けられ、 南西のバスターミナル、 北の送迎用車寄せ、 北西のタクシー乗り場への接続に供される。 |
2階 |
一部駅務室に利用する他は、 多目的に利用できるマルチホールと観光・イベント情報、 まちの話題やトピックスの紹介、 そして交通・旅行情報などに利用される観光・情報ブースが配置される。 |
地下 |
人のアクセス空間として計画し、 中央に滝や池、 そして小川の流れる水の広場を配置する。 この水の広場は動の広場として天空が開放され、 明るく活動的な空間で、 イベント広場としても利用できる。 そして、 その西側には大きな樹木の生い茂る森の広場が配置される。 森の広場は静の広場として落着いた心安まる雰囲気の広場で、 市民の憩いの場として、 待ち合わせの場として利用される。 又、 2つの広場周辺には店舗用テナントスペースが設けられ、 商店街との連続性を高め、 駅と商店街との融合に役立てる。 |
1階 |
国道188号線及び中央通りとの交差点改良により、 車輌の秩序ある交通整理を行なうと共に、 駅前広場には南側にバスターミナル、 北側にタクシー乗り場を配置する。 市民駐車場及び送迎用一般車輌の出入口は、 錦水ホテル北側JR用地を利用し、 駅前広場の一般車輌通過を極力少なくすることにより、 混雑の解消を行なう。 |
米軍岩国基地を抱える岩国市は戦後、 基地との共存を強いられ、 市民は常に航空機の墜落の危険性と騒音公害にさいなまれてきた。 また、 基地滑走路の延長線上にある臨海工業地帯は上空制限など大きな制約を受け、 経済発展を阻害されてきた。 基地の存在によって地域が被った民生、 経済両面の損失は莫大なものになる。 この逸失利益を回復し、 地域の発展と国の利益をもたらす妙策はないものか。 私は、 およそ30年間にわたって次の構想を練ってきた。 仮に 「岩国21世紀プロジェクト」 と名付けた、 この構想は岩国基地の沖合展開を核に、 国内外の広範な民間投資を誘発しながら地域の飛躍的発展を促すものだ。 民間投資の相乗効果が上がれば、 山口県東部のみならず広島湾岸地帯はもちろん、 西日本、 全国規模で内需を拡大し、 あらゆる分野に好影響をもたらすことになろう。 経済が低迷する日本に再び活力を呼び込むための提言でもある。 さらに沖縄の基地問題で窮地に立つ国の安全保障体制を支援することをも視野に入れるものだ。 防長新聞社代表主幹 笹 川 徳 光
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更新日 98/07/20
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