岩国寿司 | 今から約350年前、岩国藩で収穫された米と蓮根に野菜を配し、近海の魚の身を混入し、保存食にするため味付けを寿司に仕上げた。別名「殿様寿司」とも言われるこの「角ずし」を、岩国城に登城の際は必ず持参した。一見ちらし寿司風だが、一度に4〜5升つけ込むその豪快な作り方と、炊きあがった御飯に、青菜、シイタケ、錦糸卵とサワラ・アジなど生魚の身をほぐして混ぜ込むのが特徴で見てよし、食べてよし風味の豊かさは天下一品である。 |
大平 | オオヒラと読み、これは、野菜を沢山入れた汁物である。新鮮な野菜、山菜、鳥肉を煮込んだものであり、慶事のときは、魚やかしわ、弔事のときは油あげ(精進)となるが、その具である里芋・蓮根・人参・ごぼう・こんにゃくなどは同じである。材料の新鮮さと煮方に伝統の秘訣があって独特の郷土料理としての味わいを持っている。 |
鮎料理 | 錦川の名産である鮎は、煮付けて美味、焼いて風味絶佳。べっこう漬け(鮎をこうじでとめる。8月〜10月)子うるかは、酒の肴として格別。 |
シロウオ料理 | 清流錦川は、古くからシロウオの産地として知られており、料理としては「おどり」「つくし」「卵とじ」「煮つけ」「むし」「豆腐」等がある。 |
特産品
銘菓 | 大粒岩国栗・吉川公(ガトー博多)、錦帯せんべい・錦帯まんじゅう(古田秋栄堂)、錦川の若鮎(昭和堂)、岩国市史(毎日堂)、毛利公・南条踊(風月堂)、五橋の月(滋養軒菓舖)、旅情銘菓「岩国のひと」・銘菓岩国レンコン(春田製パン)、岩国太鼓・レンコン饅頭・麻里布乃浦・私はミス岩国(三木屋)、錦川の鮎・錦川の里(蔵前堂)、岩まん(岩味屋)、岩根栗栗饅頭・白鷺の里(ニコニコ製菓舗)麻里布の郷(金子萬楽堂) |
清酒 | 金冠黒松(村重酒造)、錦乃誉(八百新商店)、周東美人(菊元酒造)、五橋(酒井酒造)れんこん焼酎 |
工芸品 | 錦帯橋絵入皿、岩国の石人形、白蛇の置物、鮎の置物 |
岩国焼 | (江戸時代にこの地で栄えていた焼物の復興をと錦帯橋創建300年を期して岩国市阿品に「岩国焼」と銘うって窯を興した。)吉香窯:茶陶器がメイン |
農産物 | 岩国れんこん、岩国栗、椎茸の粕漬け |
その他 | 鮎うるか、鮎姿煮(平清) 鮎うるか、鮎錦煮、山女七味漬(よ志だ) |