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錦帯橋の鵜飼

 夏の風物詩「錦帯橋の鵜飼」は、古式ゆかしい衣装に身をかためた鵜匠が、巧みな手綱さばきで鵜をあやつる伝統漁法です。
 かがり火が川面に写り、錦帯橋を浮かび上がらせる様を、一度ご覧ください。






錦帯橋鵜飼振興(株)


■錦帯橋の鵜飼について
 錦帯橋の鵜飼(錦川の鵜飼)は、今を去る約370余年前(寛永年間)旧岩国藩主吉川広嘉公の青年時代から始まったものであり、実際にはそれよりもっと以前に始まったようです。一時中絶したことはありますが、大変古い伝統をもち、戦後、故・岩見屋保氏が昭和21年、復興に着手。後になり(財)錦川鵜飼振興会によって運営されていましたが、平成19年6月には鵜飼事業のすべてが錦帯橋鵜飼振興株式会社に移管され、現在に至っています。
 鵜飼は、鵜と鵜匠が一心同体となって手縄(たなわ)を使って篝火のもとであゆを獲る漁法です。手縄は檜の木質部を繊維として鵜匠自身が作っています。この縄は大変強いのですが、逆に捻るとすぐ切れるという特徴をもっています。水中の障害物に鵜がかかった場合船の上から、鵜匠が逆に捻って縄を切り鵜の命を助けるために、このような特徴のある縄を使用しています。
 次に鵜ですが、鵜匠の手でならすと卵を生まなくなります。これは鵜の生活環境が変わるためと思われます。毎年若干羽の野性鵜を補充して、鵜匠は鵜に対し細心の注意と、愛児に対する親心と同じ愛情を持って、約1ヶ年半訓練し、この訓練が終って、鵜飼に使用しますが実役平均年齢は約10ヶ年です。又、鵜は長幼の序をわきまえており、大変礼儀正しく、新参、古参の序列が決まっています。鵜匠は一人前になるには、約10年の修業が必要であり、技術ができ、鵜に負けないような礼儀正しい人を鵜匠として任命(免状を授与)します。鵜匠の服装は昔のままの伝統を踏襲して、頭にかざ折烏帽子、衣装をつけ、胸に胸あて、腰に腰蓑をつけ、足に足半を履いています。鵜と鵜匠が手縄によって、一心同体となり篝火のもとであゆを獲る漁法が鵜飼です。


LINK
錦帯橋鵜飼振興(株)TEL.0827-28-2877FAX.0827-28-2878
岩国市観光振興課TEL.0827-41-1477FAX.0827-41-2750
岩国市観光協会TEL.0827-41-2037FAX.0827-41-2073



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