会長挨拶

　まずもって、岩国商工会議所親会はもとより、関係各位におかれましては、平素より岩国商工会議所青年部（以下、岩国ＹＥＧ）の活動に多大なるご支援・ご協力を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。また、この度の岩国市内における新型コロナウイルス感染症（以下、ＣＯＶＩＤ－１９）の感染拡大において、健康的・経済的被害に遭われた皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。
　上記にもありますが、昨年はＣＯＶＩＤ－１９の世界的流行により、世間の活動のほとんどが制限され、我々の生活にも影響が及ぶ事態となっております。世界各地でワクチンの開発及び接種が始まり、日本でも段階的にワクチン接種が始まりましたが、おそらく今年度もしばらくは今のような制限された状況が続くのではないかと考えられます。
　しかしながら、このまま我々は静かにＣＯＶＩＤ－１９という「災害」が過ぎ去るのを待つしかないのでしょうか？　商工会議所青年部　指針の一節に、「行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ　力を合わせ国の礎となろう」とあります。自己の為に、会社の為に、地域の為に何ができるか想像し、その目的に向けて行動し、そして実行する－それが我々青年部の基本的な活動理念です。かつて我々の先輩方が「岩国空港再開」という途方もなく大きな夢に対し、幾多の壁に阻まれようとも不屈の思いで立ち向かい、そして実現へとこぎつけました。この精神・情熱を今一度思い起こし、目の前の「災害」に立ち向かうべく、『想像（創造）－行動（考動）－実行（実効）』の三位一体の柱をもって、令和３年度岩国ＹＥＧは、この未曾有の「災害」を「チャンス」と捉え、勇猛果敢に立ち向かう一年にしていきたいと思います。
　また今年度は、今後の岩国ＹＥＧの進むべき道を模索する一年にしていきたいと思っております。その為には、会員一人ひとりの「声」が必要不可欠です。コロナにより仮に活動が厳しいときでも、我々は想いを「語り合う」ことができます。そしてその「声」が、今後の岩国ＹＥＧにとってかけがえのない「財産」になります。その財産を未来へ繋ぐ為に、令和３年度のスローガンを『未来へ繋げ！　～不屈の精神で新時代を切り拓こう～』とし、私自身岩国ＹＥＧの会長として、この一年間粉骨砕身の覚悟で臨んでまいります。
　関係各位におかれましては、今後も岩国ＹＥＧの活動にご理解をいただき、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。どうぞ一年間、よろしくお願い致します。

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